買い物恐怖症

独身OL時代、ふと思いつきで書いた「レンズの歪み」という作品が、毎日新聞近畿版「女の創作」に入選して以来、結婚してからしばらく全然何も書かなくなった。というより書けなくなった。 日記すらつけなくなった。走り書きすら書かなくなった。そんな余裕もなかった。 子育ては、実にハードワークだった。 子供から少し手が離れるようになって、 なんの気なしに、通信教育で童話の添削指導を受けることにした。 それが今考えれば、創作にのめりこむきっかけになったのだと思う。 実はね。めちゃめちゃよい評価をもらったのです。文句のつけどころがない。実に素晴らしいとか。おだてに弱い私は、その評価を、まにうけて、すっかり調子に乗ってしまった。 そうしているうちに、やはり自分は、小説が書きたかったことに気がついたのだった。 でもブランクがかなり長くて、なかなかカンが取り戻せず、全然うまかなかった。全然うまくいかないまま、現在に至ってしまっている。 記念すべき復帰?第1作の タイトルは、「買い物恐怖症ートモコの場合」 という、貧乏をテーマにした実に貧乏くさい作品だった。

その2につづきます。