神様はいらっしゃる
「神様はいらっしゃる 」
義母と義母のお友達を車に乗せて
とある健康ランドに運びました。
道中山がきれいでした。
「ほんとにきれいなごたーー」
「んだねーー」
と義母のお友達も感激されていました。
「ところであの人誰?」
「ほら洗濯屋さんのお嫁さんだわ」
と後ろからこそこそ話されているのが聞えました。
「いえ、私は洗濯屋さんのお嫁さんではありません」と教えたかったのですが、
なんとなく、盗み聞きしているようでいやでしたので、黙っていました。
「ねえ、としちゃん?この人は、洗濯屋さんのお嫁さんだべ?」
と義母に確認を求める声がしました。
「ほだ。」
と義母が答えていました。
義母は少し耳が遠いのでした。
思わず
「ちがいます。洗濯屋さんのお嫁さんは、今入院中です。あの人は、うちの義母のお兄さんの息子さんのお嫁さんで、私は、このかたの息子の嫁です。」
と、言いそうになったけど、やめました。
義母は何も聞えていないようで、にこにこして
「ほだほだ」
と言っていました。